ネオジム磁石(ネオジムじしゃく)は、世界最強の永久磁石で、ネオジム、鉄、ホウ素を主成分としています。
磁石についてはコチラから→サンギョウサプライをご紹介
1984年に日本の住友特殊金属の佐川眞人博士によって発明されました。
ネオジウム磁石とも呼ばれていますが、誤りです。
その頃、同じ素材に注目した世界中の研究者が開発に乗り出していましたが、成功したのはアメリカの「高速急冷法」(メトロスピニング)と、この日本の「粉末焼結法」でした。
ネオジム磁石の特徴として、磁束密度が高いため、磁力も非常に強いという事、欠点として、壊れやすく、温度変化に弱く、さびやすいという事があげられます。
通常、さびないようにメッキ加工がされています。
キュリー温度は約310度です。
この非常に強い磁力のおかげで、現在の電気自動車が誕生しました。
省エネルギーのために、大きく貢献できるであろうことが期待されています。
その為、生産量は年毎に急激な上昇を続け、一部製品だけで既に年5万トンに達しようとしています。
全体のおよそ50%は中国で生産されています。
コンピュータのディスクドライブモータ、ハイブリッドカー、電気自動車、音響機器、携帯電話、MRI断層撮影装置など、その利用の幅は計り知れません。
こちらではネオジム磁石の材料についてご説明します。
【ネオジム】
(周期表第3族属)
希土類元素の一つです。
ネオジムという名は、元素だと考えられていたジジム(didym)が、2つの成分に分けられたため、didymos(双子)に、ラテン語で新しいという意味の「ネオ」を足してネオジジム、そこから「ネオジム」となりました。
「ネオジウム」と呼ばれるのは、ドイツ語である「ネオジューム」を使う事が多かったためで、現在は、ネオジムで統一しようということで、ネオジウムの呼び方は、古くて間違っている、という事になっています。
(実際は、元が外国語なので何とも言えない所ですが、統一すると決められた以上、ただしいのはネオジムなのです。)
主な使い道は、磁石の材料です。
【鉄】
(周期表第[族属)
鉄族元素の一つです。
おなじみの元素記号「Fe」はラテン語のferrumが元ですが、実はその由来は明らかではありません。
ネオジム磁石には、さびやすいという欠点がありますが、それは、この鉄が含まれているためです。
磁石以外にも、たくさんのことに使われています。
【ホウ素】
(周期表第13族属)
ホウ素族元素の一つです。
ホウ紗は、スライムを作る時に使いますね。
ホウ酸も意外と身近です。
磁石以外にも、防腐剤や薬としても使われています。